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親知らずを抜いた話

ぼくが初めて親知らずを抜いたのは二十歳くらいのときだった。左上の奥歯付近が痛いので、自宅の近くの歯医者さんに行った。特に予約もなにもしてなくて、いきなり行ったことを覚えている。あまり他に人もいなくてすぐに見てもらえた。どうやら左上の親知らずに虫歯ができているとのことだった。先生も「親知らずなので抜いちゃいましょう」的なことを言っていた。その時、ぼくは特になにも考えずにすぐに抜いてもらうことにした。時間にして10分かからなかったと思う。左上の親知らずは抜けた。その日は痛み止めをもらって終了で、次の日に傷口を見てもらった。抜歯した日の帰り道は今でも覚えている。自宅の近くだったので徒歩で行ったのだが、帰りはゆっくり歩いて帰ってきた。特に痛みがあるとかではない。ただものすごくテンションが下がったのを覚えている。

次は抜歯したのは右下の親知らずで、前回と違う病院。右下の親知らずはきれいに生えてなくて、親知らずの手前の奥歯に少し引っかかるような感じで生えていたらしい。そのぶつかっている場所が虫歯になっていたみたい。その虫歯の治療のために抜歯した方がいいとのことだったので、抜くことに決めた。次回抜くことになるので、次の予約をしてその日は帰った。暇な時になんとなく親知らずの抜歯についてネットで調べてみた。どうやら上の親知らずの抜歯は「そんなに痛くない」との感想をいっぱ見た。下の親知らずは、上とは違って痛みがある、腫れるなどの感想を見てしまった。正直、その時点で少し怖くなった。

そして抜歯の日、事前に軽い説明があった。1番覚えているのは、ちょっと抜きにくいので歯を割って抜くと言っていたこと。そして麻酔をして始まったのだが、歯を割る時の「メキッ」というのか「バキッ」というのか、なんとも言えない音がした。その音でものすごくテンションが下がった。時間は20分かからないくらいだった。不快な音はあったが、抜歯中の痛みは特になかった。麻酔が切れたあとはまあまあ痛かったが、痛み止めを飲めば我慢できるくらいだった。腫れは特になかったが、しばらく口がものすごく開きにくかった。傷口を縫っていたので、次の日に消毒、1週間後に抜糸だった。

その1週間の間に、右上の親知らずに少し黒くっているのを見つけたので、抜糸のときに見てもらった。小さな虫歯なので、治療でも抜歯でもどちらでもいいとのことだった。結果的には抜歯することにした。左上のときより早くて、1分もかからずに終わった。やはり上の親知らずは特に痛くはない。ただ、テンションはものすごく下がった。

左下の親知らずはきれいにまっすぐ生えていたのだが、やはり少し虫歯ができてたみたい。特に痛みとかはないうちに抜いてもらうことにした。先生も「きれいに生えているし、すぐ終わると思いますよ」的なことを言っていたのを信じた。たしかに、きれいにまっすぐ「頑丈」に生えていた。しばらくしても抜けないので、歯茎を少し切開することになった。そしてしばらくしたら抜けたみたいだが、途中で先が折れて残ったらしい。それを抜くのにまた時間がかかった。時間は1時間くらいだった。これも傷口を縫って、1週間後の抜糸だったのだが、歯茎を切開した影響なのか、歯茎が腫れて抜歯後2週間位は本当に痛かった。病院でもらった痛み止めだけでは足りずに、薬局に買いに行った。

ネットでよく見かける、「上の親知らずの抜歯は痛くなく、下は痛い」は本当なんだなぁと思った。(もちろん個人差はあると思う。)4本とも抜いてしまった今は、他の歯を抜くことにならないように、日頃の歯磨きなんかを丁寧に行うように意識している。